ハマグリが作る蜃気楼

春になると、蜃気楼がよく見られるようになります。富山湾の蜃気楼は中でも有名です。蜃気楼は、過去には能登半島の輪島付近でも観測されたことがありました。
富山湾の蜃気楼は北アルプスの雪解け水のために起こります。冷たい雪解け水が海に流れ込んで海水の表面温度が下がり、海水に接する空気が冷やされるので海面上に温度の違う2つの空気の層ができるのです。
2種類の温度の空気層はそこにとおる光を屈折させるので、あるはずの景色がずれて見えたり、実際にはそこはないものが見えるようになってしまうのです。
蜃気楼の「蜃」という文字は大きなハマグリのことをさしています。貝は殻をこじ開けると水を吐き出すことがあるので、これが空気中に楼閣を作り出すと考えらえていたようです。

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